今回紹介するワインは、パソ・セニョランスです。
ワインに少し詳しいお客様ですと、スペイン料理店ならこの品種のワインを飲みたいと尋ねられる時があります。赤ですと、紹介しているテンプラニーリョ。そして白は、今回紹介するワインに使われているアルバリーニョです。
アルバリーニョはスペインの北西部ガリシア州の海沿いの産地、リアス・バイシャスでメインに使われているブドウです。
フレッシュな味わいとトロピカルフルーツやハーブ類の香りが特徴で、スペインでも人気のブドウでもあります。
また畑が海から近いこともあり、植え方が日本でもよく見る棚づくりであることも特徴です。
私がこのワインに出会ったのは、5年前にスペインでワインの勉強をしていた時のクラス会でした。
ワインが美味しかったのはもちろんですが、ガリシア出身のクラスメートが持ってきて熱く説明したことも記憶に残る一因でした。
樽を使わず澱と熟成しているため、ブドウ本来の味わいとふくよかさが印象的です。
海沿いで造られているということもあり、魚介類との相性が良く、当店の人気メニューである水タコのガリシア風を始めた魚介系の前菜や魚料理はもちろん、チーズなどとも相性が良いと思いますので、泡ものが苦手な場合は最初からお楽しみ頂けるかと思います。
あっという間に2月も終わりに近づき、少しずつ日が長くなってきたように思えます。
季節の変わり目で体調を崩しやすくなりますが、気をつけてお過ごし下さい。
ホールスタッフK