月別アーカイブ: 2022年2月

今週のワイン紹介 6

今回紹介するワインは、パソ・セニョランスです。

ワインに少し詳しいお客様ですと、スペイン料理店ならこの品種のワインを飲みたいと尋ねられる時があります。赤ですと、紹介しているテンプラニーリョ。そして白は、今回紹介するワインに使われているアルバリーニョです。

アルバリーニョはスペインの北西部ガリシア州の海沿いの産地、リアス・バイシャスでメインに使われているブドウです。
フレッシュな味わいとトロピカルフルーツやハーブ類の香りが特徴で、スペインでも人気のブドウでもあります。
また畑が海から近いこともあり、植え方が日本でもよく見る棚づくりであることも特徴です。

私がこのワインに出会ったのは、5年前にスペインでワインの勉強をしていた時のクラス会でした。
ワインが美味しかったのはもちろんですが、ガリシア出身のクラスメートが持ってきて熱く説明したことも記憶に残る一因でした。

樽を使わず澱と熟成しているため、ブドウ本来の味わいとふくよかさが印象的です。
海沿いで造られているということもあり、魚介類との相性が良く、当店の人気メニューである水タコのガリシア風を始めた魚介系の前菜や魚料理はもちろん、チーズなどとも相性が良いと思いますので、泡ものが苦手な場合は最初からお楽しみ頂けるかと思います。

あっという間に2月も終わりに近づき、少しずつ日が長くなってきたように思えます。
季節の変わり目で体調を崩しやすくなりますが、気をつけてお過ごし下さい。

ホールスタッフK

今週のワイン紹介 5

今回紹介するワインは、ビクトリーノです。

こちらのワインは、トロというスペインの内陸部の産地で造られており、ボデガは赤ワインの名産地の一つ、リオハの名家エグレン家が持つテソ・ラ・モンハです。

ブドウはティンタ・デ・トロというブドウが使われています。
このティンタ・デ・トロは、テンプラニーリョというスペインの代表的なブドウと同じと言われていますが、土地の特性から異なる性質を持つようになりました。

しっかりとした樽の熟成感や、黒い果実を彷彿させるような香りや味わいがありながら、渋みなどをあまり感じさせず、逆に繊細さを感じるような仕上がりとなっています。

フルボディのワインですので、肉料理にしか合わないのではと思われがちですが、飲み疲れしないので、赤ワインがお好きな方でしたら温前菜などから合わせていけるかと思います。

最近は少し穏やかな気温がありますが、寒い日がまだ続くみたいですので、お身体に気をつけてお過ごし下さい。

ホールスタッフK

今週のワイン紹介4

皆さま、こんにちは。
明日は雪が降り、積もるとのことですので体調管理と足元には気をつけようと思っています、スタッフKです。

今回紹介するワインは、白ワインのナバエレロスです。

こちらのワインはスペインの首都マドリッド近郊で造られているワインです。
標高600〜830mという高地に畑が位置しており、ナバエレロスに使われているブドウは、樹齢25〜80年という古い樹から出来ています。
今回使われているブドウは、アルビージョという土着品種を主体にマカベオという、地中海側や北部でよく造られているブドウです。
500〜600リットルの大きなオーク樽で発酵、熟成されているため、樽の風味が効いた味わいとなっております。
しかしアルコール度数が12.5%と低く、飲み疲れしたり料理の邪魔にはならないため、最初の前菜から幅広く合わせられます。
個人的には、ブラータチーズなどのフレッシュチーズを使ったサラダ仕立ての料理や、ホタテを使った料理と相性が良いと思います。

まん延防止等重点措置法が延長になりそうですが、今が旬の食材も多数あります。
感染対策はしっかりしていますので、ご予約お待ちしております!

今週のワイン紹介3

皆さま、こんにちは!
最近また寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?ホールスタッフKです。

今回紹介するワインは、パゴ・デ・カラオベハスです。

産地は内陸部のリベラ・デル・デュエロという、高級赤ワインを多く作っている産地です。

このボデガは、あるレストランの仔豚の丸焼きに合う赤ワインを作るというコンセプトで始まり、高品質なワインを造っています。

ブドウはティント・フィノという、土着のテンプラニーリョを主体にカベルネ・ソーヴィニョンとメルローという馴染み深い国際品種をブレンドしています。
近年はブレンドの比率がティント・フィノが少しずつ上がり、アルコール度数も上がり飲み応えがあるワインに仕上がっています。

仔豚の丸焼きに合わせて造られていますが、実際には幅広い肉料理に合わせやすく、お米料理が肉系の場合はそこから合わせていただいても楽しんで頂けます。

スペインの赤ワインと聞くと、しっかりした味わいのものを思い浮かべる人が多いと思いますが、そのイメージ通りでお楽しみ頂けます!

それでは、また次回もよろしくお願いいたします。
ホールスタッフK